理科と社会の勉強は興味を持つこと

　理科と社会の勉強は興味を持つことです。よく言われるフレ-ズです。しかし、興味を持てないものに興味を持て、と言っても無理がありますね。

  まず、播磨塾は理科や社会という教科に対して興味を持ってもらうことが重要であり、これを塾の課題と捉えています。

  例えば、国語で社会や理科に関連する内容が国語の教科書に必ずあるのですが、こんな作品を扱う場合、議論したり、社会科や理科の知識を躊躇なく織り交ぜます。また、数学でも同様で、数学の時間にリアリティを持ってもらうために理科での題材（現実にあり得る話）を扱います。

    例えば、私は文系講師なので、社会を例にあげます。河と文明の関係は如何でしょうか。河は山の土砂を運び、平野をつくります。だから、平野と河はセットで覚えるのです。そして、ナイル河のような大きな河は氾濫の時期も予測が可能であり、氾濫の後、その土地は農業に最適な肥えたものとなるのです。そして、当然、河は水源となり、あるいは、 交通に使われます。この程度のことを小学校で習っておけば、中学・高校で、沖積・堆積という言葉を習っても、抵抗なく理解することができるのです。つまり、因果関係を理解していることが、記憶を留め理解を深め応用を利かす源になるということを申し上げたいのです。

　この基本的な因果関係を解説するような授業、全ての小学校での実施は不可能と考えます。現実に当塾に入塾してくるほとんどの中学生がこのような因果関係を理解せず、播磨塾に入塾してきます。

　　故に、播磨塾では、具体例を示したり、因果関係を説明することによって、興味を持ってもらうことから、理科や社会の授業を始めるようにしているのです。