播磨塾は、塾選びで何を見てほしいと考えているのか。――料金や知名度だけでは見えないこと
■ 塾を比べるのは、意外と難しい
塾を探すとき、まず目に入るものがあります。
授業料。
合格実績。
授業時間。
教室の場所。
大手なのか、個人塾なのか。
もちろん、どれも大切です。
特に授業料は、長く通うことを考えれば無視できません。
ただ、それだけを並べても、その塾で実際にどんな指導を受けることになるのかは、なかなか見えてきません。
塾は、同じ商品を棚に並べて比べるようには選べないものだと思っています。
■ 塾の名前や授業だけでは、見えないものがある
全国的に知られた塾なら、安心だと感じる方もいるでしょう。
有名な講師の映像授業を、どの校舎でも受けられる塾もあります。
それも一つの大きな良さだと思います。
ただ、塾での学びは、授業だけで決まるものではありません。
誰が学習の進み具合を見ているのか。
分からなくなったとき、誰に相談できるのか。
計画どおり進まなくなったとき、どう立て直すのか。
本人が勉強から離れ始めたとき、誰が気づくのか。
こうした部分は、パンフレットや授業内容だけでは、なかなか見えてきません。
映像授業であっても、対面授業であっても、大切なのは同じだと思います。
「どんな授業を受けられるのか」だけではなく、
「その授業を使って、自分の勉強を誰がどう支えてくれるのか」
そこまで含めて、塾を見てほしいと思っています。
■ 料金だけでは、その生徒に必要なものまでは分からない
「できるだけ費用を抑えたい」
そう考えるのは当然だと思います。
だから、料金を比べること自体が悪いとは思いません。
ただ、同じ「週1回」でも、その中身は同じとは限りません。
授業だけなのか。
自習中に質問できるのか。
分からないところまで戻ってもらえるのか。
必要に応じて、勉強の進め方まで一緒に考えてもらえるのか。
大切なのは、
「いくらなのか」
だけではなく、
「その金額で、自分に必要な指導がどこまで受けられるのか」
まで見ることだと思います。
安いから悪いわけでも、高ければ安心というわけでもありません。
その生徒に必要なものが、そこにあるのか。
料金を見るときには、そこまで含めて考えてほしいと思っています。
■ とくに、勉強がこんがらがっている生徒ほど
ある単元だけ分からないのであれば、その単元を教えれば解決することがあります。
でも実際には、
英語なら、中学の文法から曖昧になっている。
数学なら、今習っている単元より前の理解が抜けている。
国語なら、問題以前に文章や設問の意味を正確につかめていない。
そんなふうに、いくつもの問題が重なっている生徒もいます。
本人自身も、
「どこから分からないのか分からない」
状態です。
こういうときほど、教材や授業時間だけではなく、
「誰が、どこを見て、どう立て直すのか。」
が重要になります。
第1回で書いた「答案のどこを見るか」という話も、ここにつながっています。
■ 有名だから悪いわけでも、小さいから良いわけでもない
大手の塾には、情報量や多くの受験生がいる環境があります。
小さな塾には、生徒との距離の近さや柔軟に対応しやすい良さがあります。
どちらが上という話ではありません。
個別指導だから安心とも、集団授業だから一人ひとりを見てもらえないとも限りません。
大切なのは塾の形ではなく、
「その生徒に必要な指導が、そこで受けられるのか。」
私たちは、そこを見てほしいと思っています。
■ 塾を変えるなら、「なぜ合わなかったのか」を考える
もちろん、合わない塾に無理に通い続ける必要はありません。
環境を変えたことで、勉強が大きく動き始める生徒もいます。
塾を変えること自体が問題なのではありません。
ただ、
「なぜ合わなかったのか」
が分からないまま次の塾を選ぶと、同じことが繰り返されることがあります。
授業のレベルが合わなかったのか。
質問しにくかったのか。
自分で勉強を進めることが難しかったのか。
必要なところまで戻ってもらえなかったのか。
それとも、本人が十分に取り組めていなかったのか。
理由によって、次に選ぶべき塾は変わります。
「成績が上がらなかったから次へ」
だけではなく、一度その理由を考えてみる。
それも、次の塾を選ぶためには大切なことだと思います。
■ 塾に預けるのは、お金だけではない
塾を選ぶとき、どうしても料金に目が向きます。
それは当然です。
でも、もう一つ考えてほしいものがあります。
時間です。
高校生活の一年は、一度しかありません。
高校2年の半年も、高校3年の半年も、後からやり直すことはできません。
だからといって、焦って塾を決める必要はありません。
むしろ逆です。
通い始めてから、
「思っていた指導と違った」
となる時間をできるだけ減らすためにも、入る前にきちんと見てほしいと思っています。
塾選びでは、お金と同じくらい、
「ここに自分の時間を預けていいのか」
という視点も大切だと思います。
■ 入る前に、できるだけ話してみる
播磨塾では、入塾前に面談をし、必要に応じてプレースメントテストを行います。
すぐに授業を決めるためだけではありません。
本人は何に困っているのか。
保護者の方は何を心配しているのか。
志望校はどこなのか。
今の学力との間に、どのくらい距離があるのか。
そして、私たちに何ができるのか。
それを考えるためです。
場合によっては、厳しい話をすることもあります。
でも、入ってもらうことを優先して、できないことまで「できます」と言う方が、後で困るのは生徒です。
塾を選ぶ側にも、塾側にも、お互いを知る時間は必要だと思っています。
■ 塾選びで、本当に見てほしいもの
料金は大切です。
知名度も、一つの安心材料でしょう。
合格実績も参考になります。
でも、その数字や名前の向こう側に、
誰が教えているのか。
その先生は、生徒のどこを見ているのか。
分からなくなったとき、どう向き合うのか。
うまくいかないとき、何を考えてくれるのか。
そこまで見てから選んでほしいと思います。
「どの塾が有名か」
だけではなく、
「ここなら、自分のことをきちんと見てもらえるか」
という視点を持ってほしい。
播磨塾自身も、そういう目で選ばれる塾でありたいと思っています。




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