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播磨塾は、答案のどこを見ているのか。――点数だけでは分からないこと

14 時間前
読了時間: 5分

成績が上がらない。

本当に「勉強不足」だけが原因でしょうか。



■ 「もっと勉強しなさい」では解決しないことがある


成績が上がらないとき、まず考えるのは勉強量です。


「もう少し勉強時間を増やした方がいい」

「単語をもっと覚えよう」

「問題集を繰り返そう」


もちろん、それで伸びる生徒もいます。


しかし長く生徒を見ていると、勉強量を増やすだけでは、なかなか解決しないケースがあります。


なぜなら、その生徒がつまずいている場所が、今勉強しているところとは限らないからです。



■ 点数よりも「間違え方」を見る


播磨塾では、入塾前にプレースメントテストを受けてもらいます。


大切にしているのは、単純に何点取れたかだけではありません。


私たち自身が答案を採点し、


「どこを間違えたのか」


そして、


「どう間違えたのか」


を見ます。


すると、点数だけでは分からないものが見えてくることがあります。



■ 英語が苦手。その原因はどこにあるのか


例えば英語。


単語が分からないだけなら、やるべきことは比較的分かりやすいでしょう。


ところが実際の答案を見ると、英文法をほとんど意識せず、語順そのものが崩れていることがあります。


一つの文を「なんとなく」読んでいる。


選択問題なら、根拠を持たず、当てもののように答えている。


この状態で高校英語の問題集を何冊こなしても、なかなか安定した力にはなりません。


必要なのは、


「高校生だから高校英語をやる」


ことではなく、


「どこから理解が崩れているのか」


を見つけることです。


場合によっては、中学内容まで戻る必要があります。



■ 数学も「たくさん書いている=考えている」ではない


数学でも同じです。


答案用紙いっぱいに計算を書いている。


一見すると、一生懸命考えているように見えます。


しかし一つひとつ追ってみると、そもそも問題が求めていることと違う方向へ進んでいることがあります。


公式を知らないというより、問題の意味そのものを正確に捉えられていない。


そうなると、数学だけを教え続ければ解決するとは限りません。



■ 数学や英語の問題に見えて、国語に原因があることもある


「問題文が何を聞いているのか」


ここを正確に読み取ることに課題がある生徒もいます。


文章を読み、条件を整理し、何を求められているのかを理解する。


その土台となる「読む力」に問題があれば、複数の教科で同じようなつまずきが現れることがあります。


播磨塾では、必要だと判断すれば、一緒に文章を読むところから始めます。


過去には高校生と、小学生向けの文章を正確に読む練習から始めたこともあります。


高校生に小学生の問題をさせたいわけではありません。


学年に合わせることよりも、その生徒が本当に分かるところまで戻り、そこからもう一度つなぎ直すことが必要だからです。



■ ただ戻ればいい、というわけでもない


一方で、高校2年生が中学英語からやり直すとしても、学校の授業は待ってくれません。


大学受験までの時間も限られています。


だから、


「分からないところまで全部戻りましょう」


だけでも不十分です。


どこまで戻るのか。


何を優先するのか。


現在の学校の勉強をどう維持するのか。


そして志望校まで、残された時間でどうつなげるのか。


ここには、一人ひとり違う設計が必要です。



■ 「戻る勉強」と「前へ進む勉強」


基礎へ戻る。


しかし、同時に前へも進む。


その二つをどう組み合わせるかは、生徒によって違います。


同じ学年、同じくらいの成績であっても、どこでつまずいたのか、学校の進度、志望校、そして受験までに残された時間は同じではありません。


だから播磨塾では、


「この学年なら、この勉強」


と一つの型に当てはめるのではなく、


「この生徒には、今何が必要なのか」


から考えます。


必要であれば戻る。


しかし、戻ることそのものを目的にはしない。


もう一度前へ進むために戻る。


その順番とバランスを考えることも、大学受験では大切だと考えています。



■ 「できない」には、理由がある


成績が悪ければ、


「勉強していないからだ」


と言ってしまうのは簡単です。


もちろん、本当に勉強量が足りないこともあります。


しかし、それだけでは説明できない生徒もいます。


本人なりに勉強している。


問題集もやっている。


塾にも通っている。


それでも結果が出ない。


そんなときは、勉強時間をさらに増やす前に、一度、


「この子は、どこから分からなくなっているのだろう」


と考えてみる必要があるかもしれません。



■ 何点だったか。その先を見る


何点だったかを見るだけなら、成績表でも分かります。


私たちが知りたいのは、


「なぜ、その点数になったのか」


です。


どこで分からなくなったのか。


なぜ、その答えを書いたのか。


どこまでは理解できているのか。


そして、どこからやり直せば、もう一度前へ進めるのか。


成績を上げるために必要なのは、できないことを責めることではありません。


まず、その理由をできるだけ正確に見つけること。


理由が見えれば、次に進む道筋も見えてきます。


高校生だから、高校の勉強から始めるとは限りません。


その生徒が本当に理解できている場所から。


播磨塾の指導は、そこを見つけるところから始まります。


 
 
 

1件のコメント


kean
12時間前

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