播磨塾は、なぜ教室より自習する場所を大切にするのか。
■ 授業を受けるだけでは、受験勉強は終わらない
塾というと、まず思い浮かぶのは「授業」だと思います。
先生が教える。
生徒が理解する。
問題を解く。
もちろん、それは塾の大切な役割です。
でも、大学受験の勉強を考えると、授業を受けている時間は、学習時間全体の一部にすぎません。
英単語を覚える。
数学の問題をもう一度解く。
英文を読む。
模試を復習する。
受験勉強の多くは、結局、自分で机に向かう時間です。
だから播磨塾では、授業と同じくらい、
「自分で勉強する時間」
を大切にしています。
■ 自習スペースを広くした理由
播磨塾は、自習するためのスペースを比較的大きく取っています。
空いている教室を、授業がない時間だけ自習室として使っているわけではありません。
最初から、
「生徒がここで長い時間を過ごす」
ことを考えてつくっています。
学校が終わってから来る。
休日にも来る。
授業がない日にも来る。
そして、何時間も勉強する。
そんな生徒が毎年います。
私たちにとって自習スペースは、授業の「おまけ」ではありません。
受験勉強を進めるための、もう一つの大切な場所です。
■ その原点の一つは、16歳のときにあります
私自身、16歳のときに海外へ出た経験があります。
最初に通った語学学校には、最上階に大きなカフェスペースがありました。
そこには、いろいろな国から来た人たちがいました。
年齢も違う。
育ってきた環境も違う。
考え方も違う。
勉強している人もいれば、誰かと話している人もいる。
私もそこで英語を勉強しました。
でも、振り返ってみると、そこで学んだのは英語だけではなかったと思います。
さまざまな国や年代の人と話す。
自分の知らなかった考え方に触れる。
少し年上の人から、自分の知らない世界の話を聞く。
そうした時間の中で、人として学んだこともたくさんありました。
播磨塾の自習スペースには、そのときの経験から得たものが、少し形を変えて生きているように思います。
■ 「教えてもらう」だけでは進めない
勉強が分からなければ、先生に聞けばいい。
それは当然です。
播磨塾でも、質問にはできる限り対応します。
ただ、何でも先生に教えてもらわなければ進めない状態では、大学受験の勉強はなかなか大きく前へ進みません。
自分で問題を読む。
考える。
分からなければ調べる。
もう一度考える。
それでも分からなければ質問する。
そうやって、自分で勉強を動かせるようになっていくことが大切です。
私たちが大切にしているのは、
「自分のエンジンで進めるようになる」
ことです。
先生が後ろからずっと押し続けなければ進めないのではなく、自分で前へ進めるようになる。
受験勉強では、その力がとても大きいと思います。
■ 「ここへ来たら勉強する」
自習に来る頻度は、生徒によって違います。
授業のある日に少し早く来る生徒もいれば、授業がない日にも来る生徒がいます。
受験期になると、ほとんど毎日のように顔を合わせる生徒たちもいます。
最初から長時間勉強できた生徒ばかりではありません。
中学生の頃には、なかなか机に向かえなかった。
家では集中できなかった。
そんな生徒が少しずつ塾へ来るようになり、やがて長い時間、自分で勉強できるようになる。
長く生徒を見ていると、そんな変化に出会うことがあります。
勉強する習慣は、
「今日から毎日3時間勉強しよう」
と言っただけで、簡単に身につくものではありません。
同じ場所へ来て、机に向かう。
「ここへ来たら勉強する」
その積み重ねが、少しずつ習慣になっていきます。
■ 学校とは少し違う場所
播磨塾には、いろいろな学校の生徒が来ています。
毎日のように自習していると、学校も学年も違う生徒同士が自然と知り合うことがあります。
志望校や勉強のことを話す。
ときには、分からないところを一緒に考える。
受験が近づけば、お互いが勉強している姿そのものが刺激になります。
「あの子も今日来ている」
それだけで、自分も机に向かえる日があります。
もちろん、自習する場所ですから、周りの勉強を邪魔するような会話はできません。
でも、静かであることと、誰とも関わらないことは同じではありません。
集中するときは集中する。
少し休憩するときには話す。
そして、また机に戻る。
学校とは少し違う、そんなつながりが自然に生まれていきます。
■ 環境によって、目標が変わることもある
自分より勉強している生徒を見る。
自分より高い目標を持つ生徒と話す。
大学へ進んだ先輩の話を聞く。
そうした小さな出会いが、それまで自分の中になかった考え方を生むことがあります。
実際に、長く通う中で、周りの生徒や先輩から刺激を受け、受験への向き合い方そのものが変わっていった生徒もいます。
最初に考えていたよりも高い目標へ挑戦するようになることもあります。
良い自習室をつくれば、それだけで成績が上がるわけではありません。
最後に勉強するのは本人です。
でも、勉強に向かう姿勢は、周りの環境にも影響されるものだと思います。
周りに勉強している人がいる。
分からなければ質問できる先生がいる。
少し先を歩いている人がいる。
そして、
「ここへ来たら勉強する」
という場所がある。
その環境が、少しずつ人を変えていくことがあります。
■ 自分のエンジンで進む
塾で先生に教えてもらえる時間には、限りがあります。
だからこそ播磨塾は、
「教えてもらう場所」
だけではなく、
「自分で学ぶ場所」
でもありたいと思っています。
授業で理解する。
自分で考える。
自分で勉強する。
分からなければ質問する。
そして、また自分で進む。
私たちが大切にしたいのは、ずっと誰かに押してもらうことではありません。
いつか、自分の力で前へ進めるようになること。
一人ひとりが、自分のエンジンで進む。
播磨塾の自習スペースは、そのための場所でもあります。




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