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社会科講議と思想表現について

社会科の講義において、講師自身の考え方や価値観をどのように扱うべきかは、しばしばご心配の声をいただくテーマです。「学校教育は中立であるべきだ」というお考えはもっともであり、日本には放送法が存在し、マスコミにも政治的中立性が求められています。ただし、現実には完全な中立というものは、教育でも報道でも実現が極めて難しいものです。

    例えばマスコミを見てみますと、日本のテレビ局や新聞社は中立を原則としていますが、どのニュースを大きく扱うか、誰の意見を紹介するかといった点には、必ず判断が伴います。一方、アメリカではCNNは民主党寄り、FOXニュースは共和党寄りと、立場を比較的明確にした報道が行われています。これは、情報には必ず視点があり、それを隠すか、示すかの違いに過ぎないことを示しています。

   社会科の講義も同様です。講師が自分の考えを一切排除した「完全な中立」を装うことは、かえって一つの見方を唯一の正解であるかのように伝えてしまう危険があります。播磨塾では、講師の考えを結論として押し付けるのではなく、「一つの見方」として示し、異なる立場や反対意見も併せて紹介することを重視しています。

  社会科は、特定の思想を覚えさせる教科ではありません。社会の出来事を多角的に捉え、自分なりに考え、判断する力を育てる教科です。そのためにこそ、講師自身の視点も思考の材料として用い、生徒が「考える力」を身につけられるよう指導してまいります。どうかこの点をご理解いただければ幸いです。
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