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日本人のカタカナ英語は本当に恥ずかしいのか? ~外国人だらけの日本で考えてみた~

最近、日本に外国人が増えました。 姫路駅でも、 新大阪駅でも、 京都でも、 東京でも。 気が付けば、 「ここ日本だよね?」 と思うくらい外国語が飛び交っています。 先日、コンビニで外国人観光客が店員さんに 「スミマセン、オニギリ アタタメマスカ?」 と聞いていました。 日本語としては少し不自然です。 でも店員さんは即座に理解して、 「はい、温めますね」 と答えていました。 誰も、 「助詞の使い方が間違っています」 とは言いません。 ところが日本人が英語を話すとなると話は別です。 --- 「ハロー」 と言った瞬間、 頭の中に英語教師が20人くらい現れます。 「RとLの違い!」 「THの発音!」 「もっと舌を前へ!」 「ネイティブらしく!」 結果、 何も喋れなくなります。 --- 考えてみれば不思議です。 アメリカ人はアメリカ英語。 イギリス人はイギリス英語。 オーストラリア人はオーストラリア英語。 フランス人はフランス訛りの英語。 みんな好き放題です。 --- 例えば、 water という単語。 アメリカ人は 「ワーラー」 イギリス人は 「ウォーター」 日本人は 「ウォーター」 ここだけ見ると、日本人が一番真面目です。 アメリカ人は t をどこかに落としてきました。 たぶん空港の保安検査あたりです。 --- さらに面白いのがフランス人です。 フランス人は英語を話す時でも、 絶対にフランス人であることをやめません。 例えば、 「Excuse me」 ですら、 なぜかおしゃれに聞こえます。 同じことを言っているのに、 日本人が言うと 「すみません」 フランス人が言うと 「映画のワンシーン」 になります。 ずるいです。 --- 一方、日本人はどうでしょう。 海外旅行へ行く前に、 まず発音を気にします。 「これで通じるかな?」 「笑われないかな?」 「変な顔されないかな?」 しかし実際に海外へ行くと、 英語が下手な人より困る人がいます。 それは、 全く話しかけない日本人です。 --- 海外のレストラン。 店員さんが来ます。 外国人観光客 「ビール!」 店員 「OK!」 日本人 「・・・・・・」 店員 「Are you ready?」 日本人 「・・・・・・」 店員 「Take your time.」 日本人 「・・・・・・」 結果、 誰よりも長くメニューを眺めることになります。 --- 実は世界の英語人口を考えると、 アメリカ人やイギリス人より、 第二言語として英語を話す人の方が圧倒的に多いそうです。 つまり世界の現実は、 インド訛り、 フランス訛り、 中国訛り、 韓国訛り、 日本訛り、 みんなで訛りながら会話している状態です。 ネイティブだけの会議より、 国際会議の方がむしろ賑やかです。 --- そして最近の日本。 英語を使う場所は海外だけではありません。 コンビニ。 ホテル。 飲食店。 観光地。 電車。 街を歩いているだけで、 英語を使うチャンスがあります。 昔は 「いつか英語を使う日が来る」 でした。 今は 「今日かもしれない」 です。 --- だから私は思うのです。 日本人はもう少し図々しくなってもいいのではないか、と。 アメリカ人は堂々と話します。 イギリス人も堂々と話します。 フランス人など、通じなくても堂々と話します。 むしろ通じないのは相手のせいくらいの勢いです。 見習うべきは発音ではなく、そのメンタルかもしれません。 --- 英語で一番大切なのは、 完璧な発音ではありません。 伝えようとする気持ちです。 実際、 外国人が 「ニホンノ ラーメン オイシイデス!」 と言えば私たちは嬉しくなります。 だったら、 私たちが 「ジャパニーズ ラーメン イズ ベリー グッド!」 と言ってもいいはずです。 文法は少し怪しいですが、 ラーメンへの愛は伝わります。 それで十分です。 --- 結論。 世界中の人が訛っています。 アメリカ人も。 イギリス人も。 フランス人も。 そして日本人も。 つまり、 英語とは「誰が一番訛りを気にしないか選手権」なのかもしれません。 今のところ優勝候補はフランス人です。



 
 
 

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