世界史を選択するメリット
- 播磨塾 進学塾
- 5月28日
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高校に入って理科や社会の選択、迷っている方、少なくないことと思います。私は社会科の担当なので、地歴の選択について、感想に近いものになってしまいますが、思うところを述べさせて頂きます。
まず、よく、世間では、分量の話が持ち出されます。世界史が10ならば、日本史は9.地理は7以下と言ったところでしょうか。
そして、次に点の取り易さです。80点以上とり易いのは地理、90点以上とり易いのは、歴史。
上記が世間一般で言われているところです。
しかし、塾講師としての経験上、世界史には独自のメリットがあると感じています。
それは、他の科目の背景知識になると言うことです。
例えば、英語ですね。ローマ史で、独裁官ディクタトルと言う言葉が出て来ます。これが、独裁者dictatorの語源ですね。frank率直なの語源は、フランク族であるなど、語源に関しては枚挙に暇がありません。
つまり、試験に出そうな英単語を印象を持って覚えることができると言うことです。
更に、メリットがあるように思われるのは、現代国語に対してです。宗教、哲学などの背景知識になるのです。 東大の第一問文理共通問題は、歴史・文化がテーマです。つまり、世界史を知っているかどうかで生ずる有利不利が絶対に存在します。
このように、世界史は確かに、勉強しなければならない分量が多いことは事実ですが、他教科へのプラスは大きいのです。
最後に月並みな結論になりますが、こう申し上げたいですね。理科や社会は興味を持って取り組んで欲しい教科です。ですから、好きと思える科目があるなら、分量のことなど考えず、好きな科目を選択すべきと私個人は考えます。

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