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英文法の専門用語が学生の理解を妨げる#2

前回の内容を以下の通り、番号付きの箇条書きスタイルで簡潔にまとめました:



英文法「仮定法」がわかりにくい理由

 1. 「仮定法」という名前がまぎらわしい

 → 日本語で「仮定」といえば未来の話を想像するが、英語の仮定法は「今の現実とは違うこと(反実仮想)」を表す。


 2. 例:If I were you(もし、私があなただったら)

 → 現在の話なのに、「仮定=未来の想像」と誤解されやすい。実際は「絶対になりえないこと」の想像=反実仮想。


 3. 「仮定法過去」という呼び方がさらに混乱を招く

 → 「were」は形は過去形でも、意味は現在の話。だから「過去」と言われると余計にややこしい。(過去とは、直説法の過去形のこと)


 4. 本来の説明と形の呼び方がズレている

 →「仮定法」は事実と反することを言う文法なのに、「過去形」や「現在形」といった呼び名が混乱のもと。


 5. 多くの人が理解しづらくなるのは自然なこと

 → 専門用語や伝統的な呼び方のせいで、英語の本質が伝わりにくくなっている。

  以上が前回の要約です。

  

  実は、仮定法のネーミングには、まだまだ、ネタがあります。キリがないくらいなのですが、もう一つだけ言及させて下さい。それは、仮定法現在という項目です。この仮定法現在、例文は省きますが、名前が現在である訳です。しかし、形は、原形です。仮定法過去が先述したt通り、現在の話であるわけですから、混乱しない訳がありません。

   仮定法過去と仮定法現在は、全く、違う表現です。にもかかわらず、混同する可能性がある。仮定法に関する文法名は複雑怪奇と言わざるを得ません。

 最後に提案致します。仮定法に関する体験授業をご希望なら、学生でなくても、結構です。播磨塾に体験授業の予約をして下さい。納得いくまで説明致します。英語の得意な方、苦手な方、双方歓迎です。


 
 
 

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