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ラ抜き言葉

 本日もかなり具体的な話題になります。皆さん、ラ抜き言葉、イ抜き言葉とは何か、ご存知でしょうか。「今日、こっちへ来れるか?」の「来れる」は、本来、「来られる」と言うべきところ、「ら」を省略しているので、ラ抜き言葉と名付けられた訳です。一方、イ抜き言葉とは、「今、何をしているのですか?」と言う表現を、「い」の字を省略してしまって、「してる」と表現することです。


 ラ抜き言葉、イ抜き言葉、ともに正式な書類で使用することはご法度です。つまり、大学入試おいて、推薦と名の付くものがありますが(公募推薦、AO推薦、指定校推薦などですが、)これらに志願するための提出書類で、自己推薦書・志望理由書と呼ばれるものが、かなりの確率で要求されます。(公募推薦であっても、要求される場合があります。)これらの書類上の記載でラ抜き言葉やイ抜き言葉を使うと、明らかに減点になってしまうのです。


  本稿での結論を申し上げます。ラ抜き言葉が問題なのです。イ抜き言葉は、生徒たちが、何がイ抜き言葉か理解できるし、すぐに自分たちで訂正できるという顛末になるのですが、ラ抜き言葉の方はそうは行きません。何が、ラ抜き言葉か理解してもらうのに詳しい説明を要することがありますし、理解できても、何がいけないのか納得できない、と反論されることが多々あるのです。


  本件は、中学2年生の口語文法に遡るのですが、実は、私自身も納得していないところがあるのです。この後は、話が文法の説明になりますので、続きは次項とします。



 
 
 

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