社会の学習の問題点
- 播磨塾 進学塾
- 4月23日
- 読了時間: 2分
今回はかなり具体的な話をさせて頂きます。合戦という言葉があります。辞書にはこうあります。敵味方が出会って闘うこと。私個人のイメージはこの辞書の記述の通りで、桶狭間の戦いや関ヶ原の戦いのように、1回限りの戦いのイメージです。ところが、現在の山川出版社の日本史の教科書には、前九年の合戦、後三年の合戦と記載してあります。世間一般的に知られている前九年の役(1051年から1062年まで)、後三年の役(1083年から1087年まで)の表記を改められたわけです。
私は、二つのことを主張したいと考えます。一つは、前九年の役、後三年の役で定着していた呼称を何故変えるのか、ということです。それこそ、前九年の役、後三年の役と習った人達の知識が価値のないものになってしまったような感があります。二つ目は、合戦という表記がしっくり来ないということです。1回の闘いつまりバトルと言い換えてもよいのですが、そのイメージの合戦という言葉を何故何年も継続したこの二つの歴史上の出来事に用いるのか、と言うことです。
本件に関して、深く調べたり、理論武装の準備をした訳ではありません。シンプルな感想です。文系科目において、このような無意味と思われる表記の変更がしばしば行われることがあります。教科書が検定教科書である以上、政策当局の指導なのでしょう。
批判めいた話だけで終わっては意味がありません。このような状況に対処するための播磨塾の方針を申し上げます。播磨塾では、以前の記述を述べ、学校でどう習ったかを確認してから、本題に入ることにしています。面倒ではありますが、言葉の定義を明確にすべきというのが、播磨塾の基本方針だからです。







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