スマホを捨てれば、受験には勝てるのか。
受験生が1年間スマホを捨てたら、
本当に成績は上がるのか。
「スマホをやめれば成績は上がる。」
受験生なら、一度は耳にしたことがある言葉ではないでしょうか。
保護者の方からも、
「スマホばかり見ています。」
「いっそ取り上げた方がいいのでしょうか。」
という相談を受けることがあります。
確かに、スマートフォンは受験生にとって大きな誘惑になることがあります。
しかし、本当にスマホを捨てれば成績は上がるのでしょうか。
結論から言えば、
「必ずしもそうとは限りません。」
■ スマホをやめれば、本当に成績は上がるのか
勉強がうまくいかない原因を、すべてスマホのせいにしてしまう人は少なくありません。
しかし、少し考えてみてください。
勉強が順調に進んでいる日でも、人はスマホを触ります。
友達と連絡を取る。
音楽を聴く。
調べ物をする。
息抜きをする。
つまり、
スマホそのものが悪いわけではありません。
問題なのは、
「勉強から逃げるためにスマホを使ってしまう状態」
です。
スマホは原因ではなく、
勉強への不安や苦手意識から逃げるための道具になってしまうことがあるのです。
■ スマホをなくしても、別の逃げ道が生まれる理由
では、スマホを完全に取り上げればどうなるでしょうか。
必ず勉強時間が増えるでしょうか。
実際には、そうとは限りません。
テレビを見る。
漫画を読む。
部屋の片付けを始める。
急に眠くなる。
人は、苦しいことや面倒なことから距離を置こうとします。
つまり、
スマホをなくしても、
逃げる対象が別のものに変わるだけ、
というケースもあります。
大切なのは、
スマホをなくすことではありません。
「やるべきことに向き合う力」
を身につけることです。
■ 本当に失っているものは、時間だけなのか
スマホの問題は、
単純に「時間を使ってしまうこと」だけではありません。
もう一つ大きな問題があります。
それは、
集中力の分断です。
勉強中に通知が鳴る。
少しだけ確認する。
また勉強に戻る。
一見すると数分の出来事です。
しかし、人間の脳は作業を切り替えるたびに、集中状態へ戻るための時間を必要とします。
同じ1時間勉強していても、
何度も集中が途切れる1時間と、
一つのことに集中した1時間では、
学習効果は大きく変わります。
■ 成績が伸びる受験生は、スマホをどう使っているのか
成績が伸びる生徒を見ていると、
スマホを一切使わない人ばかりではありません。
共通しているのは、
自分でルールを決めていることです。
・勉強中は通知を切る
・スマホを机から離す
・休憩時間だけ使用する
・夜は使用時間を決める
特別な方法ではありません。
しかし、
当たり前のことを毎日続けられる人が、
少しずつ差を広げていきます。
■ スマホは敵ではなく、使い方で変わる
スマホは本来、
非常に優秀な学習道具にもなります。
英単語アプリ。
学習動画。
辞書機能。
タイマー。
スケジュール管理。
正しく使えば、受験生の強い味方になります。
だから重要なのは、
「持つか、捨てるか」
ではありません。
「どう使うか」
です。
■ 受験で本当に鍛えるべき力とは
本当に難しいのは、
スマホを手放すことではありません。
自分自身をコントロールすることです。
受験勉強では、
誰かが毎日管理してくれるわけではありません。
自分で計画を立て、
自分で誘惑と向き合い、
自分で努力を続ける。
この力は、
大学進学後も、
社会に出た後も、
必ず必要になります。
受験勉強とは、
知識を増やすだけではなく、
自分を成長させる期間でもあるのです。
■ 播磨塾が考える、スマホとの正しい付き合い方
播磨塾では、
スマホを一方的に悪者にはしません。
もちろん、
長時間の動画視聴やSNSの使いすぎは学習の妨げになります。
しかし、それ以上に大切なのは、
「自分で勉強できる環境を作る力」
です。
受験で求められるものは、
知識量だけではありません。
生活習慣。
時間管理。
集中力。
計画性。
自己管理能力。
これらすべてが合格につながります。
だから播磨塾では、
「スマホをやめなさい」
ではなく、
「どうすれば集中できる環境を作れるか」
を一緒に考えます。
■ 最後に
もし今、
「スマホを捨てれば合格できるのではないか」
と思っているなら、少し考えてみてください。
スマホをなくすことが目的ではありません。
目的は、
志望校合格に必要な努力を積み重ねることです。
スマホを使わない時間を増やしても、
その時間を何となく過ごしてしまえば意味はありません。
反対に、
必要な時だけ正しく使い、
集中できる環境を作ることができれば、
スマホは敵ではなく味方になります。
受験生に本当に必要なのは、
スマホを捨てる勇気ではありません。
「今、この時間を何に使うのか」
を自分で選び続ける力です。
その小さな選択の積み重ねが、
第一志望合格への道をつくっていくのです。




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