英語で発音しない音――なぜ読まないのにスペルに残っているの?
- 播磨塾 進学塾
- 17 時間前
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英語を勉強していると、 「発音しないなら、その文字を書かなければいいのに」 と思うことがあります。 実はこれは世界中の英語学習者が感じていることです。 knife の k、 write の w、 night の gh。 どれも読まないのに、なぜ残っているのでしょうか。 --- ## 理由① 昔は本当に発音していたから これが最大の理由です。 例えば、 ### knife 今は「ナイフ」ですが、 1000年ほど前の英語では 「クニーフ」 のように k も発音されていました。 ### knight 今は「ナイト」ですが、 昔は 「クニヒト」 に近い発音だったと言われています。 つまり、 **昔の発音の名残がスペルとして残っている** のです。 日本語で言えば、 「ゐ」 「ゑ」 が昔使われていたのと少し似ています。 --- ## 理由② 発音だけが変化した 言葉は生き物です。 時代とともに変化します。 例えば日本語でも、 昔は 「けふ」 と書いて「きょう」と読みました。 「てふてふ」 は現在の「ちょうちょう」です。 発音は変わるのに、文字はすぐには変わりません。 英語も同じです。 数百年かけて発音だけが変化し、 スペルが取り残されたのです。 --- ## 理由③ 印刷技術が発達した 15世紀頃に印刷機が広まりました。 すると辞書や本が大量に作られます。 その時点でスペルがある程度固定されました。 ところがその後も発音は変化し続けました。 結果として、 write know daughter などは、 スペルは昔のまま、 発音だけ現代風になったのです。 --- ## 理由④ 語源を残したいから 英語は他の言語から大量に単語を借りています。 特に ・ラテン語 ・ギリシャ語 ・フランス語 の影響が大きいです。 学者たちは 「この単語はどこから来たのか分かるようにしたい」 と考えました。 その結果、 発音しない文字をわざわざ残したケースがあります。 --- ## 実はネイティブも困っている 日本人は 「英語のスペルは難しい」 と言いますが、 実は英語圏の子どもたちも苦労しています。 例えば、 right write は発音がほぼ同じです。 聞いただけでは区別できません。 だから英語圏の小学生もスペルミスをします。 つまり、 英語のスペルが難しいのは外国人だけではないのです。 --- ## 世界でも珍しい英語 実は日本語はかなり規則的です。 「た」と書けば、ほぼ必ず「た」と読みます。 スペイン語やイタリア語も比較的そうです。 ところが英語は、 tough though through thought 全部 gh が入っているのに、 読み方が全部違います。 外国人から見ると、 英語はかなりクセの強い言語です。 --- ## 日本に増えた外国人も同じ苦労をしている 最近は日本でも外国人を見かける機会が増えました。 彼らも日本語の ・は → わ ・へ → え ・を → お のようなルールに苦戦しています。 英語の silent letter も同じです。 どの言語にも、 「なぜそうなるの?」 という部分があります。 --- ## まとめ 英語で発音しない文字が残っている理由は、 1. 昔は発音していた 2. 発音だけが変化した 3. 印刷によってスペルが固定された 4. 語源を残したかった からです。 つまり、 **英語は「現在の発音」をそのまま書いた言語ではなく、「歴史そのもの」を書き残している言語**なのです。 だから knife の k も、 write の w も、 night の gh も、 実はただの飾りではありません。 それらは英語が歩んできた長い歴史の足跡なのです。




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