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英語で発音しない音――なぜ読まないのにスペルに残っているの?

英語を勉強していると、 「発音しないなら、その文字を書かなければいいのに」 と思うことがあります。 実はこれは世界中の英語学習者が感じていることです。 knife の k、 write の w、 night の gh。 どれも読まないのに、なぜ残っているのでしょうか。 --- ## 理由① 昔は本当に発音していたから これが最大の理由です。 例えば、 ### knife 今は「ナイフ」ですが、 1000年ほど前の英語では 「クニーフ」 のように k も発音されていました。 ### knight 今は「ナイト」ですが、 昔は 「クニヒト」 に近い発音だったと言われています。 つまり、 **昔の発音の名残がスペルとして残っている** のです。 日本語で言えば、 「ゐ」 「ゑ」 が昔使われていたのと少し似ています。 --- ## 理由② 発音だけが変化した 言葉は生き物です。 時代とともに変化します。 例えば日本語でも、 昔は 「けふ」 と書いて「きょう」と読みました。 「てふてふ」 は現在の「ちょうちょう」です。 発音は変わるのに、文字はすぐには変わりません。 英語も同じです。 数百年かけて発音だけが変化し、 スペルが取り残されたのです。 --- ## 理由③ 印刷技術が発達した 15世紀頃に印刷機が広まりました。 すると辞書や本が大量に作られます。 その時点でスペルがある程度固定されました。 ところがその後も発音は変化し続けました。 結果として、 write know daughter などは、 スペルは昔のまま、 発音だけ現代風になったのです。 --- ## 理由④ 語源を残したいから 英語は他の言語から大量に単語を借りています。 特に ・ラテン語 ・ギリシャ語 ・フランス語 の影響が大きいです。 学者たちは 「この単語はどこから来たのか分かるようにしたい」 と考えました。 その結果、 発音しない文字をわざわざ残したケースがあります。 --- ## 実はネイティブも困っている 日本人は 「英語のスペルは難しい」 と言いますが、 実は英語圏の子どもたちも苦労しています。 例えば、 right write は発音がほぼ同じです。 聞いただけでは区別できません。 だから英語圏の小学生もスペルミスをします。 つまり、 英語のスペルが難しいのは外国人だけではないのです。 --- ## 世界でも珍しい英語 実は日本語はかなり規則的です。 「た」と書けば、ほぼ必ず「た」と読みます。 スペイン語やイタリア語も比較的そうです。 ところが英語は、 tough though through thought 全部 gh が入っているのに、 読み方が全部違います。 外国人から見ると、 英語はかなりクセの強い言語です。 --- ## 日本に増えた外国人も同じ苦労をしている 最近は日本でも外国人を見かける機会が増えました。 彼らも日本語の ・は → わ ・へ → え ・を → お のようなルールに苦戦しています。 英語の silent letter も同じです。 どの言語にも、 「なぜそうなるの?」 という部分があります。 --- ## まとめ 英語で発音しない文字が残っている理由は、 1. 昔は発音していた 2. 発音だけが変化した 3. 印刷によってスペルが固定された 4. 語源を残したかった からです。 つまり、 **英語は「現在の発音」をそのまま書いた言語ではなく、「歴史そのもの」を書き残している言語**なのです。 だから knife の k も、 write の w も、 night の gh も、 実はただの飾りではありません。 それらは英語が歩んできた長い歴史の足跡なのです。



 
 
 

1件のコメント


ゲスト
6月10日

 I really enjoyed reading this blog post. The content was clear and easy to follow from beginning to end. Each point felt well explained and useful. It didn’t feel rushed or confusing at any point. Overall, it was a very satisfying read.

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