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国公立理系コースのクラス分けについて

国公立理系(主に工学部・理学部について)の特色は二点あると考えます。

まず一点目、難度の高い理数科目に取り組まなければなりません。これは理系と呼ばれるので当然かも知れません。しかし、数Ⅲは理系にしかありませんし、理系の理科、いわゆる理科発展は質量共にかなりのものです。これに加え二点目、共通テストでは文系科目(英語、現代文、古文、漢文、地歴1科目)があるのです。要約すると、難度の高い理系科目を熟しつつ多数の科目を満遍なく取り組まなければならないということになります。


【難関大学の定義】

文系同様、旧帝国大学が難関ということになります。理由は二次試験の比率が高く、難度も高いということになるのですが、国公立理系は国公立文系より中堅大学においても二次試験の比率が高いのが特徴になります。良く言えば共通テストの結果が悪くても逆転可能ですし、悪く言えば共通テストが良くても油断できない、逆転されてしまう可能性があるということになります。これは単に比率だけの問題ではなく、理系科目は出来不出来の波が大きいことも原因です。難関大学と呼ばれる大学だけでなく国公立理系そのものが難関と呼ばれる理由がここにあります。


【理系学部を取り巻く事情】

ここで理系学部全般の事情について触れておきたいと思います。

出題傾向の中身や授業とは直接の関係はありませんが、何故、国公立理系が全体的に難度が高いのかということについて触れたいと思います。

大学の理系学部では実験を学習して実施します。この実験に関する費用(設備費も含め)が私立ではかなりの学費増となるので、どうしても国公立志望者が増えます。更に講義に関し、国公立では講師1人に対し学生4~5人、私立では講師1人に対し学生30~40人というのが現状での平均的な体制とのことです。これは授業内容だけでなく就職斡旋にも影響してくるので、メリットの大きい国公立を目指す学生が多くなるということになります。


【播磨塾の志望校別コース・クラス分けについて】

国公立理系コースにおいても文系同様の基準、二次試験の比率が高く難度の高いという理由で旧帝大(阪大・九大・名大・東北大・北大)を難関国公立コースとしています。

東大・京大・東工大・に関しては特に難度が高いので特別クラスとしての取り扱いとなります。


【指導のイメージ】

理解できるまで徹底的にです。理系科目の苛酷な点は理解する事が目的となるので、所要時間が読めないという点です。講義時間内に目的とする問題が解ければよし、解けない場合は徹底指導で理解するまでやります。そのため演習授業としての時間を講義以外に別途設けています。自習時間に時間の許す限り質問に答えるスタイルも、学生の「何故」から「理解」へを出来る限り早く解決することを考え実施しています。


【医学部について】

近年、医学部医学科が難しくなったと言われています。これは紛れもなく事実であり、去年度までの旧センター試験の東京大学理Ⅲ(医学部)以外の足切が83%~84%までだったのに対し、医学部医学科のボーダーラインは大半が90%前後です。巷間言われているセンター9割は当たり前は事実でした。共通テスト元年の今年もこの傾向はまったく変わりないものと思われます。


医学部医学科については例外なく特別クラスとしての取り扱いになります。


医療系として歯学部・薬学部は国公立理系コースとなり、看護科を目指される方は受験科目によってコースが決定されることとなります。


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