魔球の正体は空気だった!?──変化球にひそむ物理のチカラ
- 播磨塾 進学塾
- 11月5日
- 読了時間: 2分
野球部のエースが投げるスライダーやカーブ。打者の手元で急に曲がるあのボール、まるで魔法のように見えませんか?でも実は、あれは「空気」と「回転」がつくり出す、れっきとした物理現象なんです。
●ボールが曲がるのは「マグヌス効果」のせい
変化球のカギは「回転」にあります。たとえば、カーブボールは上から下に向かって回転(トップスピン)しています。このとき、ボールの上側では空気の流れが速く、下側では遅くなります。すると、圧力の差が生まれて、ボールは下に引っ張られるように曲がるんです。
この現象を「マグヌス効果」といいます。サッカーのカーブシュートや卓球のスピン、バレーボールのサーブにも同じ原理が働いています。
●スライダーやフォークはどう違う?
- スライダーは横回転をかけて、左右に曲がる球。これもマグヌス効果で、横方向に力が働いています。
- フォークボールは回転をほとんどかけずに投げるため、空気の流れが不安定になり、ボールが「落ちる」ように見える。これは「無回転」による空気の乱れ(不規則な揚力)が原因です。
つまり、変化球は「どんな回転をかけるか」で曲がり方が変わる。投手はまるで空気を操る魔術師のようですね。
●物理を知れば、スポーツがもっと面白くなる
「変化球=物理現象」と聞くと、ちょっと意外かもしれません。でも、空気の流れや回転の力を理解すれば、投げる側も打つ側も、もっと深く野球を楽しめるはず。
物理は、教科書の中だけじゃなく、グラウンドの上にも転がっています。次に試合を観るときは、「この変化球、どんな回転してるんだろう?」と考えてみてください。きっと、見え方が変わってくるはずです。







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