英文法の専門用語が学生の理解を妨げる
- 播磨塾 進学塾
- 5月11日
- 読了時間: 2分
皆さん、仮定法という用語を覚えておられるでしょうか。高校の英文法の授業で耳にされたことと存知ます。
ところで、この仮定と言う表現、的確でしょうか。よく、If I were you、という表現をご覧になられたかと思うのですが、日本語にすると、私があなたなら、と言う訳になります。これは今・現在について言及している表現です。日本語で仮定というと仮にこうなったら、と言う未来を想定するはずです。仮定法のなかに、未来の仮定と言う表現はありますが、現在の仮定?(仮定法過去)の中の特別な表現とされています。
話を整理すると、英語の仮定法は日本語の仮定ではない、反実仮想だと申し上げたいのです。先程の英文(If I were youでは、私があなたなら、という意味になりますが、私があなたになることができるわけがないわけですから、正に、反実仮想というべきなのです。
更に、可笑しいと思われるのは、仮定法過去という表現です。
まず、ここで、高校生に普段している説明をします。仮定法とは、事実ではないつまり反実仮想の表現で、ポイントは動詞の形だ、ということです。
I were のwereというbe動詞の部分が仮定法なのです。そして、wereという形を過去形と呼ぶのは、本来、仮定法ではなく、直説法と呼ばれる通常表現のはずです。つまり、前提の違うところの表現を充てているのです。
これでは、理解できるものも、理解できません。もし、皆さんの中に、英語の仮定法理解し難かった、という方がいらっしゃったら、それはあなただけではないはずです。当然、このテーマには続きがあります。







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