国語という教科は、全ての教科の基礎だ。よく聞くフレーズです。国語を苦手にしている人にとっては、説教に聞こえてしまうかも知れません。この稿は説教が目的ではありません。有効な対策を提示し、少しでも希望を持ってもらうのが目的です。
まず、国語の成績が悪い原因を、三つ挙げて見ましょう。
まず一つ目、日本語の文法が解っていない。これは、最近増えてきた傾向です。原因として考えられるのは、幼い時の会話不足、あるいは、間違った日本語を聞き過ぎた、ということが考えられます。これに対する処方箋は簡単で、正しい文法を学習すればよいだけです。できるだけ早くに。
二つ目は、国語の答え方が解っていない。これは、もっと浅い理由で、別に本人に読解力が無い訳でありません。答えの探し方、質問された時の答えた方を訓練すればよいので、短期間で成績が上がります。
三つ目は、語彙の不足です。これは数の問題なので、そんなに簡単に解消しません。国語ができない人は、本(文章)をたくさん読むしかないと言われるのも語彙を増やさなければならないからです。本人の知らない言葉が多く使用されている文章を読まなければ効果は望めません。そこで、適切な文章つまり教材選びが必要となるのです。
最後に付け加えたいことが二つ。一つは国語は複数人で授業を受ける方が効果的です。他人の間違いが学びになるからです。社会という教科との違いはここにあります。社会では間違いは間違いです。二つ目は、国語は答えは文中にありです。だから、試験中に諦めてはいけません。最後まで正解を探すのです。その他の科目では、原則、解らないものは答えようがありません。国語だけは、答えは本文中にあるのです。
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