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同じ塾でも、なぜ差がつくのか④

― 第4回:親が変わると、子どもは静かに変わる

こんにちは。

ここまでの回で、


  • 会話の質

  • 声かけの違い

  • 無意識の習慣


についてお伝えしてきました。


そして今回のテーマは——


「親が変わると、子どもは静かに変わる」


少し厳しく聞こえるかもしれませんが、とても大切なお話です。


■子どもを変えようとするほど、変わらない

多くのご家庭で見られるのが、


「どうすればこの子は変わるのか」

という視点です。


もっと勉強させたい。

もっとやる気を出してほしい。

もっと結果を出してほしい。


その思いが強いほど、


  • 注意が増える

  • 指示が増える

  • 不満が言葉に出る


そして子どもは、少しずつ距離を取るようになります。


「何を言っても、また言われる」


この状態になると、言葉は届かなくなります。


■変化は“外側”ではなく“内側”から起きる

成績が伸びていく子に共通しているのは、


  • 自分で考える

  • 自分で決める

  • 自分で動く


という“内側からの動き”です。


これは、外から押しても生まれません。


むしろ、


押されるほど、止まる。

言われるほど、やらなくなる。


そんな場面を、これまで何度も見てきました。


■あるご家庭で起きた変化

以前、ある保護者の方がこうおっしゃいました。


「うちは毎日言ってるんです。なのに全然やらなくて…」


そこでお願いしたのは、たった一つでした。


“言う回数を半分にしてみてください”


代わりに、


「今日は何をやる予定?」

「終わったら教えてね」


この2つだけに絞っていただきました。


最初の1週間は、ほとんど変化はありません。

むしろ不安が強くなります。


ですが、2週間ほど経った頃——


子どもの方から、


「今日はここまでやった」

と話すようになりました。


そして1ヶ月後には、

言われなくても机に向かう時間が増えていたのです。


■大きな変化は、小さな違いから始まる

特別な指導をしたわけではありません。

教材を変えたわけでもありません。


変えたのは、たった一つ。


関わり方です。


  • 言い過ぎない

  • 先回りしない

  • 否定しない


この“引き算”が、

子どもの中に余白を生みます。


そしてその余白に、


  • 考える力

  • 判断する力

  • 行動する力


が育っていきます。


■「見守る」は、何もしないことではない

ここで大切なのは、

「放っておく」こととは違う、という点です。


見守るとは——


  • 必要なときに声をかける

  • できたことに気づいて言葉にする

  • 変化を焦らず待つ


関わり続けながら、主導権を渡していくことです。


■最後に

子どもを変える一番確実な方法は、

実はとてもシンプルです。


関わり方を、少しだけ変えること。


すぐに大きな変化は起きないかもしれません。

ですが、確実に“流れ”は変わります。


そしてその変化は、静かに、しかし確実に積み重なります。


もし今、


「何をしても変わらない」

「どう関わればいいのか分からない」


そう感じておられる場合は、一度立ち止まって、

関わり方を見直してみてください。


変えるべきは、子どもではなく——関わり方かもしれません。


 
 
 

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