top of page

同じ塾でも、なぜ差がつくのか③

― 第3回:成績が落ちる家庭の“無意識の習慣”

こんにちは。

ここまで、「会話」と「声かけ」についてお伝えしてきました。


今回は少し踏み込みます。


テーマは——

「成績が落ちていく家庭に共通する“無意識の習慣”」


多くの場合、保護者の方に悪気はありません。

むしろ、「何とかしてあげたい」という思いの結果です。


しかしその関わりが、

気づかないうちに“逆方向”に働いていることがあります。


■①「結果だけ」を見てしまう習慣

テストの点数を見て、


「なんでこんな点数なの?」

「前より下がってるじゃない」


——このやり取り、決して珍しくありません。


ですが、この瞬間、子どもの意識はこうなります。


「結果でしか評価されない」


するとどうなるか。


  • 点数を隠す

  • ミスを誤魔化す

  • 安全な範囲でしか挑戦しなくなる


本来大切にすべき「過程」が消え、

“失敗しないこと”が目的に変わってしまうのです。


■②「先回りしてしまう」習慣

「それ違うよ」

「こうやってやるの」

「早くしないと終わらないよ」


一見すると、親切なサポートです。


ですがこれが続くと、子どもはこう学習します。


「自分で考えなくてもいい」


結果として、


  • 考える前に答えを求める

  • わからないと止まる

  • 自力で解く力が育たない


短期的には“できたように見える”。

しかし長期的には、確実に差が開きます。


■③「比較してしまう」習慣

「○○ちゃんはできてるのに」

「前はもっとできてたよね」


この言葉は、強く印象に残ります。


そして子どもは、こう受け取ります。


「自分は足りない存在だ」


この感覚は、やる気を引き出すどころか、


  • 自信を失う

  • 挑戦を避ける

  • 努力をやめる


という方向に働くことが多いのです。


■なぜ“無意識”が一番影響するのか

ここまで読んでいただいて、


「うちも少し当てはまるかもしれない」


そう感じられた方もいらっしゃるかもしれません。


ですが、問題はそこではありません。


本当に影響が大きいのは——

**“無意識で繰り返されること”**です。


たった一度の言葉ではなく、

日々の積み重ねが、子どもの思考をつくります。


■では、どう変えればいいのか

すべてを変える必要はありません。

まずは一つだけで十分です。


例えば——


  • 結果ではなく「過程」を一言聞く

  • すぐに教えず「どう考えた?」と聞く

  • 比べる代わりに「昨日の自分」と比べる


小さな変化ですが、

これが積み重なると、子どもは確実に変わります。


■最後に

成績が落ちていく原因は、

「能力」ではないことがほとんどです。


多くの場合は、

環境と関わり方の積み重ねです。


そしてそれは、

特別なことをしなくても変えられます。


ほんの少しの意識で、

流れは静かに、しかし確実に変わっていきます。


もし今、


「何を変えればいいのか分からない」

「うちのやり方が合っているのか不安」


そう感じておられる場合は、

一度、現状を一緒に整理してみませんか。


見えなかった原因が見えたとき、

改善の方向ははっきりします。


 
 
 

コメント


079-227-3191

  • Facebook
  • Twitter

©2020 by 播磨塾

bottom of page