同じ塾でも、なぜ差がつくのか③
- 播磨塾 進学塾
- 5月14日
- 読了時間: 3分
― 第3回:成績が落ちる家庭の“無意識の習慣”
こんにちは。
ここまで、「会話」と「声かけ」についてお伝えしてきました。
今回は少し踏み込みます。
テーマは——
「成績が落ちていく家庭に共通する“無意識の習慣”」
多くの場合、保護者の方に悪気はありません。
むしろ、「何とかしてあげたい」という思いの結果です。
しかしその関わりが、
気づかないうちに“逆方向”に働いていることがあります。
■①「結果だけ」を見てしまう習慣
テストの点数を見て、
「なんでこんな点数なの?」
「前より下がってるじゃない」
——このやり取り、決して珍しくありません。
ですが、この瞬間、子どもの意識はこうなります。
「結果でしか評価されない」
するとどうなるか。
点数を隠す
ミスを誤魔化す
安全な範囲でしか挑戦しなくなる
本来大切にすべき「過程」が消え、
“失敗しないこと”が目的に変わってしまうのです。
■②「先回りしてしまう」習慣
「それ違うよ」
「こうやってやるの」
「早くしないと終わらないよ」
一見すると、親切なサポートです。
ですがこれが続くと、子どもはこう学習します。
「自分で考えなくてもいい」
結果として、
考える前に答えを求める
わからないと止まる
自力で解く力が育たない
短期的には“できたように見える”。
しかし長期的には、確実に差が開きます。
■③「比較してしまう」習慣
「○○ちゃんはできてるのに」
「前はもっとできてたよね」
この言葉は、強く印象に残ります。
そして子どもは、こう受け取ります。
「自分は足りない存在だ」
この感覚は、やる気を引き出すどころか、
自信を失う
挑戦を避ける
努力をやめる
という方向に働くことが多いのです。
■なぜ“無意識”が一番影響するのか
ここまで読んでいただいて、
「うちも少し当てはまるかもしれない」
そう感じられた方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、問題はそこではありません。
本当に影響が大きいのは——
**“無意識で繰り返されること”**です。
たった一度の言葉ではなく、
日々の積み重ねが、子どもの思考をつくります。
■では、どう変えればいいのか
すべてを変える必要はありません。
まずは一つだけで十分です。
例えば——
結果ではなく「過程」を一言聞く
すぐに教えず「どう考えた?」と聞く
比べる代わりに「昨日の自分」と比べる
小さな変化ですが、
これが積み重なると、子どもは確実に変わります。
■最後に
成績が落ちていく原因は、
「能力」ではないことがほとんどです。
多くの場合は、
環境と関わり方の積み重ねです。
そしてそれは、
特別なことをしなくても変えられます。
ほんの少しの意識で、
流れは静かに、しかし確実に変わっていきます。
もし今、
「何を変えればいいのか分からない」
「うちのやり方が合っているのか不安」
そう感じておられる場合は、
一度、現状を一緒に整理してみませんか。
見えなかった原因が見えたとき、
改善の方向ははっきりします。




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