受験生にとって必要な環境とは何か。学力を伸ばし志望校に合格させてくれる環境、ということになりますが。しかし、ここで大事なのは受験生と一口に言っても、志望校も習熟度もまちまちだ、ということです。ですから、A大学コースだから、A大学を志望校としている人は全員この授業を受けましょう、と言うのは、受験勉強スタートの時点では論理上おかしいと思われます。
学校の授業で、その授業についていけなくなった生徒が出た。全く珍しい話ではありません。こういうことが頻繁に起こっているので、塾や予備校の存在理由があるのです。
ところで、このついて行けない生徒が出てくると言う現象は、授業をしている先生のせいなのでしょうか。生徒全員に教育を施すのが教師の仕事だ、という正論を言えばそうかも知れません。しかし、現実の問題として、30人から40人の生徒に授業を行い、全員に等しく学習の目的をクリアさせるということは、極めて困難です。
それは、生徒習熟度が異なるからです。
一方通行の授業では、どんなに優れた講師でも、一人一人に合わせた説明は無理です。
故に、播磨塾では、講師と生徒だお互い表情を見ることのできる少人数対面授業の形態を採用しています。
播磨塾の授業形態には、もう1種類、別のものがあります。演習です。これは授業がインプットのためのものであるのに対し、アウトプットのための訓練です。そして、自習室は質問OKの条件で、朝10時から夜23時まで開放しています。この少人数対面授業、演習、質問のできる自習室こそが、冒頭申し上げた合格するために必要な環境であると確信しています。

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