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執筆者の写真播磨塾 進学塾

人間の記憶とは

皆さん、エビングハウスの忘却曲線という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。手短に申しあげると、人が時間の経過とともに記憶したことをどの程度忘れるのか、ということを表わしたもの(曲線)です。 具体的に申し上げると、人が何かを記憶した後、分後には42%、1時間後には56%、9時間後には64%を忘れてしまうと20

いうものです。補足として、忘れてしまうだけで覚えていないわけではないとのコメントが添えられてはいますが、たった一日で3分の2以上のことを忘れてしまうという法則は厳しい現実という他ありません。しかし、ここでエビングハウスの忘却曲線という理論にはある前提があることを指摘しておきます。暗記する対象についてですが、無意味な音節を覚えて、それが時間の経過とともにどれくらい劣化して行くのか、というものを表わしたものなのです。 このエビングハウスの忘却曲線とともに、記憶に関する説明によく用いられる法則がメラビアンの法則です。人間が何かを見たり聞いたりした時の情報を3つに分けたとき、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%であるというのがその内容です。文字通り、文字による情報より圧倒的に知覚される情報の方が第一印象になるということです。 この2つの法則から、私たちはどのような結論を得ることができるのでしょうか。まず、最初の学習を印象深いものにすべきだと考えられます。第一印象が強ければ、皆さんの記憶の曲線はエビングハウスの忘却曲線の通りにはならないはずです。そして、その手段はメラビアンの法則を適用し聴覚や視覚に訴えることを心掛けるということを考えるべきです。強い印象を伴った学習をし、定期的に繰り返すというのが本稿の結論です。 皆さんが学習計画を立てる際の指針の柱にしてください



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