近年、日本よりも後発の国々の学力が向上しています。学歴社会と一口に言っても様々ですが、インドのように百万人単位で理系の大学卒業生を世に出している国もあれば、学歴という肩書きに拘る国もあります。日本の国の内外で学歴あるいは学力の必要性が高まっています。このような情勢のなかで日本では高校三年生(18歳)の時点での学力でその後の人生を大きく左右する学歴が決定されているのが現状です。このルールの下で大学受験を不完全燃焼のままで終わせることは人生の一回戦を不戦敗するのと同じことです。高校3年生(現役)の結果に満足している人は何も問題ありません。しかし、やり残したことがある、まだまだ上を目指せた、とう感想を持っている方、浪人という選択を深く検討することは意味のあることと考えます。この際に重要なことは皆さんの精神面です。皆さん自身がどれ程志望校に行きたいと思っているのか、一年間頑張る気持ちが本当にあるのかどうか、ここにこそ基準があると考えます。長い人生をより濃密なものとするため十代に一年間頑張ってみる。本稿ではそれを前向きな行為と評価致します。
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